映画と日々の徒然


by parrotfishY
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カテゴリ:Movie-Drama( 19 )

こんにちは。

夏本番ですね~。
暑いとろくなこと考えなくなりますね~。

いやー、久しぶりに映画館に行ってきましたよ。
(予告しといたわりには「カメレオン」ではない041.gif

久しぶりの感動作、CMで予告編を観て、
こりゃータオルなしにはおれまい!
と泣く気満々で挑みました。

-----あらすじ-----------------------------------
The music is all around you, all you have to do is listen.
音楽は、あらゆるところにある。ただ耳をすませばいい。


生まれたときからニューヨーク郊外の孤児院で暮らしている
エヴァン(Freddie Highmore)は、どこにいても音楽が聞こえてくるという
特別な才能の持ち主。
彼は、音楽がいつか、まだ見ぬ両親に引き合わせてくれると強く信じていた。

その両親とは、11年前、運命的な出会いをした2人のミュージシャン。
人気バンドのボーカルをしていたルイス(Jonathan Rhys Meyers)と
新進気鋭のチェリスト、ライラ(Keri Russel)は、たった一晩の恋におち、
その後、離れ離れになってしまっていたのだ。

ある夜、音に導かれるように、施設を抜け出したエヴァンを待っていたのは、
音楽と家族へつながる奇跡の旅だった。
d0149572_1833910.jpg
---------------------------------------------------------
おっと、気持ちいいほど涙がでないじゃないの056.gif

といいましても、大・大・大感動だったんですよ。
なんというか、涙腺ではなくて全身の神経にビリビリくるような感動で、
わたくしは何度、鳥肌を立ててしまったことでありましょうか。

自分の音楽への気持ちを疑わず、
決して希望を失くさないエヴァンの姿は、
涙ではなくて、武者震いを与えてくれたのかもしれません。

とにかく登場するあらゆる、そして音楽の素晴らしいこと!

エヴァンは弾いたことのないギターを手にし、
なんとなくつま弾くうちに、複雑な糸を何本も組み合わせたような
美しい音色を、斬新な奏法で奏で始めます。
初めて押尾コータローさんを聴いた時の感動を思い出しました。

他にも、草花と風・街の騒音が生みだすリズム、
ライラのチェロとルイスのロックの融合、ゴスペル、パイプオルガンなど、
もっともっと聞いていたい!と思わせる楽曲の目白押し。
物語が進むにつれ、人間の作ったもので一番すごいものは
音楽なんじゃないかとすら思いたくなりました。

役者さんもとっても素晴らしい人ぞろいでしたよ。
特にお父さんのルイス、孤児院のジェフリーさん、
そして大迫力のゴスペルを聞かせてくれる少女、ホープは
個人的にヒジョーによかったです。
d0149572_19243535.jpgd0149572_19251471.jpgd0149572_19245578.jpg

それにしても相変わらず、Freddie Highmoreくんは透明感のカタマリだった…。
d0149572_19294375.jpg←これだもの。
どーかこのまま、間違った方向に進まんでおってくれ051.gif
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by parrotfishY | 2008-07-13 07:03 | Movie-Drama
こんばんは。

最近ハマっているものをご紹介します。
d0149572_14761.jpg
キューピー テイスティドレッシングの
明太子♪ 
大根1本食べれるで。

さて本日は、タイトルだけでもジーンときそうな、
アフガニスタンが舞台の物語。
「チョコレート」「ネバーランド」
「主人公は僕だった」
←次回の記事で書きます♪と、
最近とても個人的にツボな、
マーク・フォスター監督の作品ですよ。

-----あらすじ-----------------------------------
There is a way to be good again.
もう一度、やり直す道がある。


2000年、アメリカで小説家としてデビューした、
アフガニスタン人のアミール。
妻とともに、初めての本を手に、
喜びをかみしめていると、
パキスタンにいる恩師から電話がかかってくる。
故郷へ帰ってくるように諭すなつかしい声に、
アミールは幼いころのことを思い返していた。

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その頃、まだ平和だったアフガニスタンで、
父と共に裕福な暮らしをしていたアミールには、
召使いの息子で年下のハッサンという友達がいた。
身分の違いを越え、2人はいつも一緒。
アミールは字の読めないハッサンに本を読んで聞かせ、
映画につれていき、
ハッサンも意地悪な友達からアミールを守っていた。
ケンカ凧(巧みに糸を操り、敵の凧の糸を切って負かす)
でも、ハッサンはアミールのよき助っ人であり、
負かした凧を追って取ってくる「凧追い」の名人だった。
「凧を取ってきて!」
とアミールが声をかけると、ハッサンは
「君のためなら千回でも!」

と、笑顔で駆け出していく。
しかし、そんな彼らにつらい別れが……。
------------------------------------------------

内紛がずっと続いているアフガニスタンにも、
こんなに美しい景色があったのか、とびっくりでした。

楽しく無邪気な少年時代を送れたはずの、
アミールとハッサンを切り離してしまったのは、
不安定になり始めたこの国の情勢が影響した、
歪んだ正義を振りかざす子供たち。

低い身分の者が友達づらなんてけしからん、
という理由だけで、
ハッサンは彼らからリンチに遭い、
アミールはそれを止める勇気がありません。
それどころか、止められなかった自分に向き合えず、
ハッサンを遠ざけるようなことをしてしまいます。

父が反共産主義者だったアミールは、
ソ連軍の侵攻後すぐにアメリカに逃げることに。
ハッサンとは仲直りできないまま、
とても長い時間が経つのですが、
恩師からの電話によって、もう一度、
子供の頃できなかったことの
やり直しのチャンスを与えられます。

戦争というとても大きな困難があっても、
消えない絆があるんだなぁと
とても勇気づけられる物語でした。
平和な日本で生きられるのなら、
もっと周りの人を大事にしないとだ。

かつて私には、
永遠の友情なんてあるわけないじゃん、
と言った友がいましたが、
この映画を観たら、なんと言うかなぁ。

幼少期のハッサンが、
なんだか大橋卓弥くんに見えたりw、
アミール役の俳優さんが、
どうしても石原良純さんに見えたりwwと、
おもろい見どころもありました。

何より、アフガニスタンはとっても美しかった。
いつか、本来の姿を取り戻してくれますように。
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by parrotfishY | 2008-03-19 23:31 | Movie-Drama

【天然コケッコー】


こんばんは。

友人のtonchitaさんがご結婚されましたです。
おめでとう!!!d0149572_2295321.jpg

旦那さんとの馴れ初めから知っているので、
すごい感慨深くって、
しばらくぶりにカンドーの涙
体験させていただきました!

で、お二人に何か、贈る映画…と思ったのですが、
アイドル好きの旦那さんにも、
きっときっと気に入っていただけそうな、
ほんわかムービーをご紹介です。

以前、tonchiさんも「観たい♪」と言っていたような
気がするので、もう観ちゃったかなぁ。
もし、まだでしたら、広島で旦那さんと
一緒にご覧くださいね。
あ、主題歌はくるりですよ!!!

-----あらすじ-----------------------------------

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小中学校合わせてたった6人の生徒しかいない、
田舎の分校に通う天真爛漫な少女、そよ(夏帆)。
自分の事を「わし」と言う彼女に恋の予感が!
お相手は東京からやってきた、イケメンの転校生、
大沢くん(岡田将生)。
都会の雰囲気いっぱいの彼に、学校の女の子たちは
色めき立つが、ぶっきらぼうな彼の態度に、
さよは戸惑ってしまう。
でも、少しずつ二人の距離は縮まり……。

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おいらは、イケメンパラダイスのセキメくん役で、
すっかりお気に入りになってしまった岡田くんで
目の保養をしようと、軽い気持ちで観にいったんですよ。
が、これがまた、
なんという珠玉の名作。

誰でもいいから、うちの子にならないか!?
と言いたくなる、まっすぐな子たちを見るだけでも、
この映画の価値はじゅーぶんにございます。

それと、いい大人になってしまった今では、
見て見ぬふりをしている、些細な感情が、
14、15歳にとっては全てだったなぁ、
と、なんとも懐かしく、切なく、
さらに心が温もる、他に例をみぬ映画だ
と言いきってしまいますよ。

春先は、こういう胸きゅん映画がいいですわね。
うちの近所でも、もう桜が咲いております。
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by parrotfishY | 2008-03-11 21:03 | Movie-Drama
こんばんは。

最近、自由時間がいっぱいあるので、
つくづく自分はインドア人間だなぁ…と
実感しているところなのですが、
川での釣りは昔から大好きなのです。
空気や水の音がすごい気持ちいいんですよね。

この映画を観たのは13年くらい前かなぁ。
フライフィッシング、いつかは挑戦してみたいっす。

-----あらすじ-----------------------------------
Why is it the people who need the most help...
won't take it?
誰よりも助けを必要としている人が、
どうしてそれを拒むのかしら?


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今から80年ほど前のアメリカ、モンタナ州ミズーラ。
秀才で真面目なノーマン(Craig Sheffer)は、
陽気で才能あふれる弟ポール(Brad Pitt)
厳格な牧師の父、おっとりとした母と仲良く暮らしていた。
父から教えられたのは学問とフライフィッシング。
ポールは持前の完成で美しい釣り人へと成長していった。
大学進学のためミズーラを離れていたノーマンは、
久しぶりに故郷の土を踏む。
弟は地元の街で新聞記者となって酒やギャンブルをたしなみ、
周りを少々心配させるほど自由に生きていた。
一方、釣りの腕はさらに極められ、今や父を凌ぐ腕前だった。
ノーマンとポールは離れていた時間を埋めあいながら、
それぞれの人生を模索する。
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遊んでいても、お仕事していても、
なんとなく「乾いてんなぁ」という時ってありますでしょう。
わたしにとっては、そういう時に観たくなる映画のひとつです。

なぜこの映画が好きなのだろうと思い返すと、
やっぱり大好きなBrad Pitt!
ということももちろんなのですが、
終始場面を場面を飾ってくれている、
川の音になんとも癒されるのですよ。

それから、この映画を観るたびに、
周りをよくみてごらん、
と言われているような気がするんです。

ノーマンの彼女のお兄さんは、
なんつーか、いわゆる「いけすかない」ヤツなわけ。
有名人と友達なんだぜ~的な(うそくさい)自慢話はする、
しゃべりたいだけしゃべって席を立つ、
酒癖悪い、女癖悪い……みたいなね。

彼女にこのお兄さんの世話を押し付けられたノーマンは、
飲みにつきあったり、釣りに誘ったりします。
それでもその気持ちを全くお兄さんは解さないんです。
お手上げのノーマンは、ちゃんと接待できないのかよ!と、
彼女にも怒られる始末。

でも、上の青字のセリフの通り、
本当は彼女、分かっているんです。
お兄さんが、誰の好意もはねつけてしまうことを。

また、ノーマンの弟のポールも、
ギャンブルはよしなさい、家族と一緒にいましょうよ、
って差しのべられた手をつかもうとはせず、
「これは俺の問題だから」と去っていきます。

助けてくれるかもしれない手をつかまず、
川のようにずっとずっと流れて、
いつの間にか流域を狭めてしまって、
思わぬところで滝に出くわしてしまう。
誰にでもある経験だなぁってつくづく思います。
気をつけなければいかんね!

さておき、この映画のブラピくんはぴっかぴかですよ。
なんか芸術品を鑑賞しているくらいのありがたさ。
目の保養としては一級品です。でへへ。
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by parrotfishY | 2008-02-25 00:15 | Movie-Drama

【ビルマの竪琴】

こんばんは。

市川崑監督が亡くなられましたな。
数多くはないのですが、私も何本か
作品を拝見しておりました。

とくに1960年の「おとうと」は、
(テレビで観たんですよ、リアルタイムじゃないすよw)
あの川口浩探検隊の川口浩さんが、
ものすごくかっこよく、繊細な男子を演じていて、
今でももう一度観たい映画のひとつでございます。

そいでもって今回はかの名作ですよ。
小学生のとき、母と観にいったのを思い出すなぁ。

-----あらすじ-----------------------------------
1945年の第二次世界大戦中、日本軍の某小隊は、
ビルマにおいて敗戦を知り、イギリス軍の捕虜となる。
終戦を知らない別の日本兵たちが立てこもる山に、
竪琴の得意な水島上等兵(中井貴一)が出向き、
抵抗をやめるように説得するが失敗。
戦闘に巻き込まれた水島は行方不明になってしまう。
水島の行方を案じる戦友たちだったが、
ある時、彼にそっくりな僧侶を見かける。

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母はよく、私に戦争映画を観せてくれましたが、
幼いわたくしは感情移入できず、不謹慎にも
あくびをこらえて観ていた記憶があります。
(感動の涙をこらえているのね、と
誤解してくれたおめでたい母★)


しかしですな、久しぶりに見返してみまして、
ひょっとしたら彼と同じことをするかもしれないな、
と思ってしまった自分がおりました。

水島さんは、山で日本兵を救えなかったこと、
そしてその後、隊へ戻るために通った道で、
おびただしい数の日本兵の亡骸を目にしたことで、
自分だけがおめおめと日本へ帰ることはできない、と
ビルマにとどまり、僧侶となる決意をします。

あんたなんにも悪くないのに……
と言いたくなりますが、まさにこれが戦争の姿。

大切な命が粗末にされ、
何の罪もない人から大事なものを奪い、
さらに生きていることへの罪悪感まで、
うえつけてしまうんですよね。

戦争だけはもうやってはいかんなあ。
どんな残酷な映像よりも、
この悲しいお話はそう思わせてくれるのでは
ないでしょうか。

それにしても市川崑監督の映画は、
画に圧倒的なぱわーがあるんですよね。
金田一シリーズ怖かったなぁ。ブルブル…。
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by parrotfishY | 2008-02-20 23:37 | Movie-Drama
こんばんは。

まず今週のダイジェストから。

豪華ランチ週間でして、水曜にみなとみらいでイタリアン、
木曜に赤坂で揚げ物三昧。
いつも質素な食事のわたくしの胃袋は、
ちょっとびっくりしちゃったみたいです。

でもって木曜はバレンタインデーでしたね。
今年は奮発してGODIVAを買っちゃいました。
バレンタイン限定の
「食べるとパチパチするチョコ」。
おいしかったなぁ←自分で食ってるしw

本日の映画は、深く考えることなく、
観るたびに元気になれる作品です。
主演のヒース・レジャーさんは先月亡くなってしまいました。
とってもとっても残念です……。

-----あらすじ-----------------------------------
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14世紀のヨーロッパ。主人公のウィリアム(ヒースくん)は、
幼いころからある貴族に奉公していた。
ある日、貴族限定のスポーツ「馬上槍試合」
選手だった主人が急死。
ウィリアムは主人になりすまし、試合に出て勝利。
これに味をしめ、数々の試合に出て賞金を稼ぐようになる。
そんな中、試合を見に来ていた良家の娘に恋をするが、
貴族のライバルが出現する。
しかも身分を偽っていることがバレそうになり……。
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小さい頃から騎士に憧れていた少年が、
思わぬチャンスをつかんで大活躍し、
調子に乗りすぎてちょいとピンチに陥るという、
王道をゆく物語ではございますが、
キャスティング、台詞まわし、映像、音楽、
わたくしにとってはすべてがツボなのです!

なんといっても、ウィリアムを囲む友人たちが、
不器用ながらにとっても一生懸命です。
最初のうちこそ、お金儲けが目当てでしたが、
ウィリアムが馬上槍試合の腕を上げていくにつれ、
なんとか勝たせてやりたい、
恋も成就させてやりたい、と、
手放しで応援するようになるわけです。

そうすることによって、友人たちがそれぞれ、
自分のあるべき姿を見出すんですよ。
ライバルの選手でさえ、ウィリアムに感化されつつ、
何としても勝ってやろうと小細工するあたり、
なぜだか憎めないんですわ。

そして何よりも、この映画がすごいのは、
製作側、演じる側が本当に、
一致団結していたんだろうなぁ、と
感じさせてくれるところです。

何事も、チームワークが生む力って、
どんな優れた個人や製作工程よりも、
強みになるんでしょうな。

もうもう名作すぎて語りつくせませぬ。
明日あたりもう一回観ようっと♪
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by parrotfishY | 2008-02-16 01:03 | Movie-Drama
こんばんは。

冬だ! スノボだ!というわけで先週、初滑り行ってきました。
いや~今年の雪はいいですな!
雪景色おすそ分け。
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この翌日イチゴ狩りなんかにも行っちゃった。
おいしそうないちご、おすそわけ。
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そして本日の映画は、
実はちょっと苦手なフランス映画です。
おすぎさんが
「感動しなかった人が1万人以上いたら
私は映画評論家をやめますッ!」

ってCMしてるあの映画ですよ。

しかしこの「潜水服は蝶の夢を見る」ってタイトル、
素晴らしくないすか!?

-----あらすじ-----------------------------------
有名ファッション誌ELLEの編集長ジャン・ドーは、
息子とのドライブ中、脳梗塞に倒れる。
意識を取り戻したものの、彼が動かせるのは左目だけ。

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考える力や認識力には何の問題もないのに、
自分の意思を周りに伝えることができない。
こんな状態なら生きていても仕方ない、と
思いつめるジャン・ドーだったが、
言語療法士のアンリエットのおかげで、
希望を取り戻し、周りの人たちへの愛に目覚めていく。
------------------------------------------------

多くの場面がジャン・ドーの実際の目線で描かれています。
光がぼやけたり、登場人物がフレームアウトしたり、
特に彼が涙を浮かべるシーンでは、
その表現方法の美しさに感動いたしました。

意識が鮮明なのに、まばたきでしか意思疎通ができない、
locked-in syndrome(閉じ込め症候群)という状況。
頻繁に登場する、濁った海で潜水服に身を包んでいる画像。
それがどんなに恐ろしく、孤独なものかが、
観ている私たちにも実体験のように伝わってきます。

しかしですね、
ちょっとあり得ないほど順風満帆な人生が、
病によって全く別なものに変わるという設定ながら、
この映画のすごいところは、
悲壮感がほとんど漂ってないところだと
私は思いましたです。

アルファベットを看護師さんに読み上げてもらい、
まばたきで合図を送って、少しずつ文章にしていくという
気が遠くなるような忍耐を要する伝達方法に、
ジャン・ドーは、初めのうちこそ「もう死にたい」と
漏らしたりします。
でも、彼は気づくんですな。
眼だけではなく、記憶力と想像力は麻痺していない、
自分はちゃんと生きているじゃないか、と。

そして本を書こう!と決意するわけです。

きれいな療法士さんにときめいたり、
自分の妄想の果てしなさに苦笑したり、
決してユーモアを忘れない彼に、
泣かされるどころか、終始笑わされました。

外見はすっかり変わってしまったジャン・ドー。
でも、彼は彼であることに変わりはありません。
もとの彼がどんなにわずかしか残っていなくても、
会いに来てくれる愉快な友人、愛してくれる子供たち、
誇りに思ってくれるお父さん、
そして彼を取り囲む女性たちの、なんと美しいこと。

みんながそれぞれの方法で、思いを伝える姿を見て、
なんともいえない勇気が湧いてきました。
マジおすすめっす!
書いてたらもう一回観たくなってきましたよ★

ちなみに画面に酔いやすい方は、
後ろのほうの席で観たほうがいいかもな。
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by parrotfishY | 2008-02-13 19:40 | Movie-Drama

【バベル】 Babel

こんばんは。

ファン歴15年になるBrad Pittが出演の映画だし、
他にも魅力的な俳優さんたちも出るし、と
恥ずかしながらあまり予備知識もなく
ようやく観たのですがズーンと心に来ましたです。

-----あらすじ-----------------------------------
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日本、モロッコ、アメリカ、メキシコで起きる
それぞれの事件がリンクしていくドラマ。
モロッコ
1.冷えた関係を修復しようとしているアメリカ人夫妻。
バスで旅行中、妻が何者かの銃弾に倒れ、
近くの村に助けを求めるが、医療環境が乏しく、
他からの救助の手もなかなか届かない。
瀕死の妻を前に為すすべのない夫、
彼らを置いて安全な場所へ移動したがるほかのツアー客、
親身になって看病する現地の人々。
妻は助かるのか…。

2.山羊使いのある家族に銃が持ち込まれた。
面白半分で発砲していた幼い兄弟だったが、
遠方のバスを狙ったところ、当たってしまう。
テロリストの存在を疑うまでの騒ぎになり…。

アメリカ⇔メキシコ
息子の結婚式を控えたメキシコ人のベビーシッター。
しかし代わりのシッターが見つからず、
彼女は仕方なく預かっている子どもたちともども
甥の車でメキシコへ向かう。
宴に参加し、再び甥の車でアメリカへ戻ろうとするが…。

日本
母を亡くした聾の女子高生。父との距離を感じつつ、
心に空いた穴を、異性との触れ合いに求めるが、
ますます孤独感は募るばかり。
父に用事があるという刑事に興味を持ち、
家に誘い入れるが…。

------------------------------------------------

旧約聖書のバベルの塔のくだりから、
「言葉が通じない」「心が通じない」というテーマで
描かれた物語だそうです。
神に対抗しようと人間が建てた高い塔。
それに憤慨した神は、それまでひとつだった人々の言葉を、
ばらばらにし、人間たちの統制を崩したという話。

私は幼稚園の時に聞いた物語でしたが、
神様も心が狭いのぅ、
と思った覚えがございます。

この映画を観ていて、改めて、
ああ人間はひとりひとりが全然違う生き物だな、
と感じました。
他の動物みたいに、本能みたいなものでつながることは、
とっても難しいんだな、と。

この話の怖いところは、
みんな、フツーの人々だっていうことです。
日常に潜んでいる人間の愚かしさが、
どんどんつながっていって、
観た後、何だかすごく寂しくなってしまった。

とりあえず、
飲酒運転は絶対にイカンです。

明日はGALAだよ~わ~い♪
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by parrotfishY | 2008-02-06 23:03 | Movie-Drama
こんばんは。

今回は、私のこころのふるさと、ニューヨークが舞台の、
とっても温かい物語です。

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-----あらすじ-----------------------------------
His heart is broken. It's so broken, his poor little heart.
彼は傷ついているのよ。とても深く。かわいそうに。


NYでセレブ向けの歯科医を営むアラン(Don Cheadle)。
街中で偶然、大学時代のルームメイトだった
チャーリー(Adam Sandler)に再会する。
彼も歯科医だったが、9.11テロで妻と娘たちを失い、
今は自分の殻に閉じこもって生活していた。
家族や昔の記憶と向き合おうとしないチャーリーを、
社会復帰させるため、家族や職場を巻き込んでも、
何とか力になろうとするアラン。
しかし一緒に過ごすうちに、彼の自由な暮らしを、
羨ましく思うようになる。
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大好きな俳優さん二人の共演でございます。
思えば、アダム・サンドラーさんの映画を初めて観たのは、
10年前、アメリカを一人旅している最中でしたなぁ。
←The Waterboy 
この人は、本当にコミカルな演技をなさるのに、
どの役もなんとも哀愁漂う感じがスバラシイ。

チャーリーは家族を亡くした傷が深すぎて、
子供に戻ったように、部屋でゲームや音楽に興じ、
なぜかいつも台所をリフォームし続け、
大家さんと会計士しか部屋に入れず、
奥さんのご両親とも会おうとしません。

アランは彼の傷をなんとか癒そうとしますが、
家族や昔の話を聞いたり、セラピストを紹介したりすると、
激しく拒絶されてしまいます。

それでも少しづつ、チャーリーはアランの気持ちを理解し、
家族の話をし始めます。
でも、そうしたことで彼はちっとも楽になりません。
かえって追い込まれ、のっぴきならぬことになります。

彼がどうやって救いを見出し始めるかは、
映画ではちょっと安易にまとめすぎな気がしましたが、
事実、とても立ち上がれないようなことが起きた時、
その傷をすぐに直視できる人なんてきっといません。

誰かに手を差し伸べたいと思う気持ちって、
私たちが日常的に抱くものだけれども、
ますはその人の傷の深さをちゃんと見なければ、
意味がないんだなぁということ、

そして、傷ついた自分をちゃんと認めて、
ゆっくり時間をかけてこそ、一歩が踏み出せるんだなぁ、
ということを、教わった映画でした。

それにしてもニューヨークってやっぱりいいね!

アパートや映画館がなんともいい雰囲気でした。
ほんで、一昨年の旅行で堪能した、
バッファローウィングやハンバーガーが
食べたくなりました じゅるる。

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by parrotfishY | 2008-02-04 22:54 | Movie-Drama