【ストレイト・ストーリー】 The Straight Story
2008年 07月 20日
こんばんは。
今日は横浜で花火大会がございまして、
歩いて30分ほどの公園で見物してまいりました。
行き当たりばったりで行ったため、立ち見でありましたけれども、
やっぱりあれね、ちょっと頑張っても座って酒盛りしながら
楽しみたいですね。
さて、全然関係ないのですが、
久しぶりに家にあるDVDを観てみましたよ。
電気を消して、パソコンにイヤホンをつけて観たのですが、
改めてこの映画の音楽や道中の音の美しさに感動でした。
-----あらすじ-----------------------------------
I want to thank you for your kindness to a stranger.
礼を言うよ。こんな見ず知らずの者に、親切にしてくれて。
73歳のアルヴィン・ストレイト(Richard Farnsworth) は、
娘のローズ(Sissy Spacek)と2人で暮らしている。
腰を悪くし、医者からも摂生をと言われたある時、
10年仲違いしている兄のライルが倒れたとの連絡を受ける。
車の免許もなく、人の車に乗せてもらうのにも抵抗を感じた
アルヴィンは、トラクターに荷台を取り付けて旅に出る。
車なら10時間ほどで到着する隣の州。
しかし、彼はどうしても自力で行かねばならないと感じていた。
そんなひたむきなアルヴィンと、道中で出会う人々の交流を描く、
実話をもとにした物語。
---------------------------------------------------------
実話というところがまず、すごい。
トラクターで、
70過ぎのお祖父ちゃんが、
570キロくらい走るんですよ。
でっかいトラックが走る道路を。
しかもあなた腰が悪いのに…。
まさに「どんだけ~!?」ですよ。←もう死語なの!?
案の定、1回目の挑戦ではトラクターのエンジンがイカれて、
振り出しに戻ってしまいます。
しかし、アルヴィンは新たに中古のトラクターを購入して再出発するんです。
傍から見れば、いくらでも他に楽な道がありそうなのに、
あえて大変な方を選ぶアルヴィン。
でも、その一貫した姿は、旅の途中で出会う人々に
何か大事なものを残してくれていました。
特に印象に残っているのは、
妊娠して家出をしようとしている女の子が、
「家族は私を嫌っているから」と言った時のアルヴィンの言葉。
「誰も、きみやそのお腹の子を失ってもかまわないほどには
怒ってやしないさ」。
すごく肩の力が抜けるいい言葉だなあと思いましたよ。
こんなこと、初対面の人に言ってあげられる人になりたいなぁ。
73歳になれば言えるってもんでもないでしょうね。
最後のシーンで、兄のライルが目にいっぱい涙を浮かべ、
「これで会いに来てくれたのか」と言うのを見て、
ああ、これでアルヴィンの旅は全部、報われたんだなあ!
と感じました。
「(アルヴィン・)ストレイトの物語」=「まっすぐな物語」。
つくづく、何度観てもいい映画です。
これから先、こんな名作にいくつ巡り合えるでしょう
今日は横浜で花火大会がございまして、
歩いて30分ほどの公園で見物してまいりました。
行き当たりばったりで行ったため、立ち見でありましたけれども、
やっぱりあれね、ちょっと頑張っても座って酒盛りしながら
楽しみたいですね。
さて、全然関係ないのですが、
久しぶりに家にあるDVDを観てみましたよ。
電気を消して、パソコンにイヤホンをつけて観たのですが、
改めてこの映画の音楽や道中の音の美しさに感動でした。
-----あらすじ-----------------------------------
I want to thank you for your kindness to a stranger.
礼を言うよ。こんな見ず知らずの者に、親切にしてくれて。
73歳のアルヴィン・ストレイト(Richard Farnsworth) は、
娘のローズ(Sissy Spacek)と2人で暮らしている。
腰を悪くし、医者からも摂生をと言われたある時、
10年仲違いしている兄のライルが倒れたとの連絡を受ける。
車の免許もなく、人の車に乗せてもらうのにも抵抗を感じた
アルヴィンは、トラクターに荷台を取り付けて旅に出る。
車なら10時間ほどで到着する隣の州。
しかし、彼はどうしても自力で行かねばならないと感じていた。
そんなひたむきなアルヴィンと、道中で出会う人々の交流を描く、
実話をもとにした物語。
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実話というところがまず、すごい。
トラクターで、
70過ぎのお祖父ちゃんが、
570キロくらい走るんですよ。
でっかいトラックが走る道路を。
しかもあなた腰が悪いのに…。
まさに「どんだけ~!?」ですよ。←もう死語なの!?
案の定、1回目の挑戦ではトラクターのエンジンがイカれて、
振り出しに戻ってしまいます。
しかし、アルヴィンは新たに中古のトラクターを購入して再出発するんです。
傍から見れば、いくらでも他に楽な道がありそうなのに、
あえて大変な方を選ぶアルヴィン。
でも、その一貫した姿は、旅の途中で出会う人々に
何か大事なものを残してくれていました。
特に印象に残っているのは、
妊娠して家出をしようとしている女の子が、
「家族は私を嫌っているから」と言った時のアルヴィンの言葉。
「誰も、きみやそのお腹の子を失ってもかまわないほどには
怒ってやしないさ」。
すごく肩の力が抜けるいい言葉だなあと思いましたよ。
こんなこと、初対面の人に言ってあげられる人になりたいなぁ。
73歳になれば言えるってもんでもないでしょうね。
最後のシーンで、兄のライルが目にいっぱい涙を浮かべ、
「これで会いに来てくれたのか」と言うのを見て、
ああ、これでアルヴィンの旅は全部、報われたんだなあ!
と感じました。
「(アルヴィン・)ストレイトの物語」=「まっすぐな物語」。
つくづく、何度観てもいい映画です。
これから先、こんな名作にいくつ巡り合えるでしょう
by parrotfishY
| 2008-07-20 23:50
| Movie-Drama